タイではクレーンゲームが賭博??
タイでクレーンゲームが「賭博」として取り締まられるケースがあります。今回はなぜ賭博として扱われるのかの解説を行います。
タイの賭博法
背景には、タイの賭博法(Gambling Act B.E.2478)や刑法の規定があります。タイでは賭博という概念が日本よりも広く捉えられており、「偶然の要素によって財産上の利益を得る行為」が原則として賭博に該当すると解釈されています。
クレーンゲームの博打要素
クレーンゲームは我々日本人にとっては単なるゲーム機(遊戯機器)ですが、タイでは別の解釈がなされます。クレーンゲームの遊び方の手順としては、プレイヤーがお金を投入してクレーンを操作しますが、その結果として商品を獲得できるかどうかは「運」に左右されることが多いです。この「運任せで景品を得る可能性がある」という点が、タイの法律上「賭博」にあたると解釈されるのです。
「許可賭博」と「禁止賭博」
具体的な法的根拠としては、タイ賭博法の第4条が「偶然によって利益や財産を得る行為」を賭博として定義しています。そして第5条では、賭博を「許可賭博」と「禁止賭博」に分類しており、政府から特別な許可が与えられない限り「許可賭博」とはならず、「禁止賭博」で遊ぶ行為は違法とされています。また、刑法第853条でも、許可のない賭博行為について処罰規定を置いており、金銭や物品を得ることを目的としたゲームがこれに含まれるとされています。
金銭と運で利益を得ることが賭博
利用者が投入した金銭が「運に左右される結果」に基づいて景品という財産的利益に変わる以上、タイの法律ではスロットマシンなどと同様の「偶然性を利用した賭博」とみなされ得るのです。
そのため、実際にタイでは警察がショッピングモールやゲームセンターのクレーンゲーム機を摘発した事例が報道されており、経営者側が「単なる遊戯」「ゲーム機」と主張しても「賭博」と判断されるリスクが高いのが現状です。
日本とタイでは解釈が異なることがある
日本では単なるゲーム感覚で楽しまれるクレーンゲームも、タイにおいては「賭博法で違法とされる可能性が高い遊戯」と見なされるため、許可を得ずに運営すると刑事罰の対象となり得ます。
今回説明したように、全く同じ物や同じ事象でも、日本とタイとではその解釈が異なる事があります。賭博の話だけではなく、タイで生活する上では色々と注意すべきです。
もしタイの法律での解釈によってトラブルに見舞われた場合、
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